配当金詳細と税金
配当金の詳細が出そろいましたので、内訳や税金の計算をして確かめていきたいと思います。
まず、配当金にも税金がかかります。
・外国源泉徴収税率 10%
・国内源泉徴収税率 20.315%(所得税15.315%、住民税5%)
国内の税率は外国の税率を引いた額にかかってきますので、計算式としては、
①外国源泉徴収税金額=配当金等全額×10%
②国内源泉徴収税金額=(配当金等全額ー①)×20.315%
③全税金額=①+②
このようになります。結構引かれますね、、、
では実際に見ていきましょう。
HDV配当金(特定口座)
今回の所得額は下記のようになりました。
まず、外国の税金として、配当金の10%引かれます。
なので、配当金額29.54ドルなので、その10%の2.95ドルが引かれています。
国内の税金は、まず円に換算して、計算します。
申告レートで円に変換します。
・102.2600円/ドル×26.59ドル=2719円
税金を計算します。
・2719円×20.315%=552円
実際は551円でなぜか1円少ない。なぜだろうか。。。
実際は所得税の15.315%を計算し、416.41円になり、
住民税の5%を計算し、135.94円になります。
小数点以下を切り捨てて、551円になるので、いきなり20.315%で計算すると
少し多く計算されてしまいますので注意が必要です。
そこから、再度ドルに変換しています。こちらの返還は為替レートで変換するので、
・所得税=416円÷103.4000円/ドル=4.02ドル
・住民税=135円÷103.4000円/ドル=1.30ドル
・合計税額=4.02ドル+1.30ドル=5.32ドル
となり、上記の結果と同じになります。色々変換が大変ですね。
HDV配当金(NISA口座)
NISAは、「非課税」なので、税金は引かれないはずです。
実際に確かめてみましょう。詳細は下記になります。
外国源泉徴収は10%で引かれますが、赤枠の国内の税金は「0円」になってます!
さすがNISAですね。きちんと非課税です。
SPYD(特定口座)
SPYDの特定口座での配当金は下記です。
こちらも同様に、外国税10%、国内20.315%引かれた金額になっています。
SPYD(NISA口座)
SPYDのNISA口座での配当金は下記になります。
こちらも同様に、赤枠の国内税金は「0円」になっていることを確認できます。
VYM(特定口座)
VYMの特定口座での配当金は下記です。
同様に税金は引かれています。
VYM(NISA口座)
VYMのNISA口座での配当金は下記になります。
こちらも同様に、赤枠の国内税金は「0円」になっていることを確認できます。
いかがでしょうか。かなり税金の計算も煩雑になりますね。特に申告レートと為替レートで変換をする必要があるので、ややこしくなります。
利益分はドルでもらいますが、税金はその時に徴収する必要があるので、その時のレートで計算する必要が出てくるため、このようなことになるようです。
今回の配当金の全貌はこのような内容でした。
アーリーリタイヤを目指している皆様の参考になればうれしいです。