衝撃『SPYD大減配』
2021年12月のSPYDの配当金を見て大きな衝撃を受けた人は多いのではないでしょうか。
2021年12月のSPYDの配当は、
0.127557ドル
という結果になりました。
今年は順調に配当が出ており、配当額が最高額になるのでは!!!
と期待していたのですが、この結果に思わず二度見してしまい、仕事が手につきませんでした。
なんでだ!どうしてだ!と思った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
色々なブログなどの情報を見てみても、なかなか原因について記載がなかったので、それならば自分で確かめるしかない!と思い立ち、調査を実施しました。
本記事の下に、SPYD構成銘柄76企業の月別の配当金一覧を作成しましので見ていただければ幸いです。
SPYD配当金の推移
SPYDの過去5年の月別の配当金をグラフにしてみました。
赤いところが、各年の12月の配当金になります。
こう見るとやはり、今年12月の配当金の低さがすごく目立ちますね。
例年は12月は一番多いくらいの配当なので、特になんでだという気持ちが大きくなります。
SPYD配当金の仕組み
ETFの配当金(正確には分配金)は、組み込まれている企業の配当金から、各口数で割って出されるという仕組みになっています。(私が調べて知った結果なので間違っている可能性ありますが、おおよそあっていると思います)
もちろんいろんな方式のETFがあるので一概には言えませんが、「組み込まれている企業の配当」が「ETFの配当金(分配金)」に関係していることは確かなので、今回のSPYDの大減配も、組み込まれている企業の配当金が関係しているとおもいました。
SPYD構成銘柄の年間配当一覧
SPYDの配当金(分配金)の元となっているのがSPYDを構成している各企業の配当金です。
色々調べたのですが、この配当金がコロナの影響により、大幅に減ったのでは?
など、あいまいな情報はあるのですが、実際どうなのかなどの情報がありませんでした。
ならば、自分で調べるしかない!!!
ということで、SPYDのホームページから全76銘柄をダウンロードし(エクセルファイルでダウンロードできます)、各企業の1年間の配当金をまとめてしました。
配当一覧は「支払い日」の月で記載しています。ですので、12月時点で2022年に支払う企業もありますので、2022年の1,2,3月に記載している企業もあります。
※黄色のマスは、7月に新たに組み入れられた企業を示しています。
SPYD構成銘柄76社月別配当金一覧表
(2022年の配当金は2021年12月時点で判明している銘柄のみ記載していますので、まだすべての企業で判明していないため少ない状態です。)
SPYD構成銘柄の年間配当まとめ
さて、上記の一覧を作成しました。(本ブログ管理者の調べですので間違っている可能性もあります。ご了承ください。)
このデータをつくっていて、
「あれ?全然減配してないぞ。むしろ増配している企業が結構ある。。。」
という結果になりました。2022年支払いの企業もいくつかありますが、表の最後の行に、四半期ごとの合計配当金を記載しています。
見ていただくと、10,11,12月の配当金だけ大きく減配しているなどの状況ではなく、安定して、配当金は出ています。むしろ、12月に増配する企業も結構ありましたので、多いくらいだと思いました。
SPYD減配の原因考察
当初は、コロナ禍による企業業績の低迷から、配当金が大きく減配されその影響で、SPYDの配当金も減配になったもの思いました。
しかし、全銘柄の配当を調べると、配当金維持か増配となっており、想定と大きく異なることがわかりました。
とりあえず、SPYDの基盤となる企業の配当は順調に推移していることが確認できたので、今回の減配はもっと別の要因によるものと思います。
ここまで読んでいただいて申し訳ございませんが、今回の調査結果からでは減配の理由はわかりませんでした。
今後どうしていくか?
今回の減配がSPYD構成銘柄の減配による影響ではないので、今後このような状況が続くとは考えにくいと思います。
配当はしっかり出ており、なんあんら増加傾向にあるので、来年は元に戻ると考えています。
とはいえ、今回の減配の理由が判明したわけではなく、余計によくわからないという結果になってしまいました。
今後、SPYDに関しては、売りはしませんが、買います量を減らしたいと考えています。
HDVとほぼ変わらない配当利回りになってきているので、HDVの買い増しし、来年のSPYDの配当を見ながら、買います量を元に戻すかなど考えたいと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
また、各銘柄の配当金は本ブログ管理人の個人的な調査結果ですので間違っている可能性もあるということを念頭に見ていただければ幸いです。